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冬の空
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テオ・アンゲロプロス監督が亡くなってしまった。新作の撮影中、事故だそうだ。
アンゲロプロス監督の作品は『霧の中の風景』しか見たことがないのだけれど、記憶の奥深くしまい込まれた冬の曇り空のイメージは、今でも時々浮かび上がってくる。
『旅芸人の記録』『シテール島への船出』『永遠と一日』など、漠然と見たいなあと思いつつ、今まで来てしまった。こんなことばかりではイカン!

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Ταξίδι στα Κύθηρα - Taxidi sta Kythira
『シテール島への船出』(1983)
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by saltyspeedy | 2012-01-25 23:59 | 記憶のドアー
亀は意外と速く泳ぐ
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スピも意外と速く泳ぐのだ。

以前、テレビで「亀は意外と速く泳ぐ」(三木聡監督)という映画をやっていたので観た。平凡な主婦(上野樹里)がひょんなことからスパイになるが、その任務は「目立たず平凡に暮らすこと」。条理と不条理、日常と非日常がないまぜになってにわかに活気づく世界。ほぼ全編が三崎ロケなので、知ってる場所が次々出てくる。馬鹿馬鹿しいと呆れたり思わず吹き出したりしつつしだいに引き込まれ、最初で最後の招集がかかるクライマックスシーンではなんだかホロリとなってしまった。スパイのクギタニ夫妻(岩松了、ふせえり)と鄙びた三崎の商店街がいい味出していた。

スピが泳いでいる姿を見ていたら、ふと、この映画のことを思い出したというわけ。
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by saltyspeedy | 2011-06-22 16:24 | 記憶のドアー
誇りを傷つけられたときにどうふるまうか?
アカデミー賞の時期になると思いだすことがある。ライフログにも載せている映画"モーターサイクル・ダイアリーズ"(チェ・ゲバラ若き日の南米旅行を描いたロードムービー。ウォルター・サレス監督)の主題曲Al Otro Lado Del Ri´oが、2005年にアカデミー賞のオリジナル主題歌賞をとったときのことだ。ウルグアイ出身で今はスペインを拠点に活動しているJorge Drexler(ホルヘ・ドレクスレル)の曲で、映画のラスト近くのシーンを暗示するようなとても美しい曲だ。スペイン語の歌が歌曲賞を受賞したのは初めてで、しかも大好きなホルヘの曲だなんて単純にうれしかった。
ところが、である。

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    Jorge Drexler

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by saltyspeedy | 2010-03-10 23:57 | よしなしごと
『犬と猫と人間と』上映会@逗子
津波の記事におされてすっかり後まわしになってしまった映画の話を。
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ずっと気になっていた飯田基晴監督の『犬と猫と人間と』をやっと見ることができた。
One☆Pawさんという愛犬家グループが主催する自主上映会が逗子であったのだ。
当日は小雨のぱらつく寒い一日だったにもかかわらず、文化プラザの大ホールがいっぱいになるほどの大盛況。なかでもたくさんの親子連れが見に来ていたことは、関係者でない私にとっても嬉しい驚きだった。私自身もHさんを連れて行ったし(Bunさんもお誘いした)、サル友ロニー&レッツ家もお子さんたちとそのお友達が一緒。偶然会場で出会い声をかけて下さったドッグランでお会いする犬友さんもお子さんを連れていらしていた。つねづね子供たちにこそ知ってもらいたいテーマだと思っていたから、なおのこと嬉しかった。

映画そのものの持っている力はもちろんのこと、主催者の方々もさぞや地域への働きかけや宣伝活動に尽力されたのだろうなぁ…そんな熱意がヒシヒシと伝わってくる上映会だった。これだけの人たちを見たい気持ちにさせ、会場へ向かわせるのは本当にすごいことだと思う。上映が終わり周囲が明るくなっても、会場はあたたかい一体感に満ちていて、飯田監督のお話と主催者One☆Pawさんの挨拶の後には、心からの拍手が起こった。この場に立ち会えただけでもこの上映会に来てよかったと思う瞬間だった。
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by saltyspeedy | 2010-03-04 23:03 | 動物たちのこと
沈みそうな舟で家を目指そう
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ケーブルテレビでアイルランド映画「once ダブリンの街角で」を観た。主人公の二人、グレン・ハンサード(vo,g)とチェコ出身のSSWマルケタ・イルグロヴァ(p,vo)は、ある日ダブリンの街角で出会い、互いに惹かれていく。出会ったばかりの二人が楽器店のピアノと(本来の穴とは別に)穴のあいたギターで奏でるメロディ「ド・レ・ミ・レ ド・レ・ファ・ミ・・・」は、最初こそたどたどしいのだけれど、しだいに熱を帯びた美しい旋律に変貌していく。

「沈みそうな舟で家を目指そう まだ時間はあるから・・・(FALLING SLOWLY)」と歌うこの楽器店の場面の他にも、アイルランド版歌声酒場?や、束の間のバイク小旅行、レコーディング後の海へのドライブ(灯台が映っていたのを見逃さなかったぞ)など、どの場面もいい。主人公たちが質実な生活者であるからこそ、そのささやかな日常の一コマ一コマに、叙情的なメロディがこの上なく美しく響くのだろう。二人の関係が最後まで不器用でぎこちないところもまたよかった。

見終わった後、なぜかアキ・カウリスマキの映画を思い出してしまった。どちらもそっけないのにあったかいからだろうか。
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by saltyspeedy | 2009-04-01 14:05 | よしなしごと
イキングット Ikingut
土曜日、横須賀美術館の「冬のシネマパーティー」という催しに行って来ました。キノ・イグルーさんというシネクラブ(移動映画館)による上映会で、上映作品はアイスランドのこども映画『イキングット』(ギスリ・スナイル・エリンソン監督/2000年)でした。
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「イキングット」は "友だち" という意味。二人は一緒にイグルー(かまくら)を作ったり釣りをしたりもする。


この催しのおもしろい(おいしい♪)ところは、「野菜ソムリエのスープ屋さん kurumi」さんが映画のイメージに合わせて作った三浦の地野菜を使ったスープ(三浦パン屋・充麦さんのベーグル付き)とともに映画を楽しむ、というところ。この日はクリームスープとポトフ風スープの2種類ありました。アイスランド北部の寒村の厳しい冬景色を縦糸に、流氷に乗ってやってきたイヌイットの少年と村の牧師の息子ポアスとの友情を横糸にして紡がれる物語と、スープのやさしい味わいが渾然一体となって五臓六腑に染みわたり、体の中からぽかぽかとあったかくなったのでした。
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さて、ガラス張りのきれいな美術館の目の前は海です。海岸線をずーっと走って来たのですが、こんなところが?と思うようなところが渋滞していて、時間ギリギリ。美術館の方は本当に駆け足で見て回りました。

実を言うとここに来るのは初めて。3年前にすぐ近くに家を見に来たときは、まだ建設中でした。あの家に住んでいたらどうだったかな?などと考えたりもしつつ・・・今度またゆっくり来よう。


「気になる!」という方は・・・

キノ・イグルーさん(次回、都内のパン屋さんでの上映会の情報など)
野菜ソムリエのスープ屋さん kurumiさん(三浦半島・横浜・中目黒等で移動販売をしているスープ屋さん)
三浦パン屋・充麦さん(小麦から育てているパン屋さん)
横須賀美術館(中学生以下無料。建物も美しいです)
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by saltyspeedy | 2009-02-09 07:12 | おでかけ
鉄塔三崎線
Boys be …

24日の夕方、駅から歩いて帰る途中。
飛行機雲が焼けながらみるみる崩れてゆき、" BE " の文字が出現。
この景色、鉄塔武蔵野線という映画を彷彿とさせる(…と思うのは私だけ?)。
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   おおたか静流の歌が聞こえてきたら、あなたも立派な「鉄塔調査隊」(笑)
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   夏休みの一日、少年二人が自転車で鉄塔を辿り、始まりの鉄塔を目指すお話。
   関東平野ってホントにだだっぴろい平野なんだなあ、と思ったものだ。
   三崎線を辿るのは大変そうだなあ。
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by saltyspeedy | 2008-09-25 01:36 | ぐるりのこと