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荒南風と横顔
生前、義父より拝領した年代物の俳句歳時記『夏』に、「黒南風(くろはえ)とは陰鬱な梅雨時の黒雲のかかったような日の南風のことで、柔らかく吹く季節風である。もっともたまに荒々しく吹くときは荒南風(あらはえ)という名を与えられる」とあった。今日の強風はまさにその荒南風で、海は大荒れ。こんな日、鳶は喜々として、逆巻く風に乗って遊んでいるように見える。3枚つなぎパノラマの左側の空に写っている鳶は、2枚目を写すまでの間にずいぶん遠くへ移動した。(クリック拡大して目を凝らしてご覧下さい。海上に小さく写っています)
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女の人の横顔が泣いているように風に激しく揺すぶられていた丘の上の木も、写真に写したらまるで無風状態のようにみえる。「横顔の木」というイメージをどこかで見た憶えがあると思ったら、ローラ・ニーロのアルバム『Season of Lights(光の季節)』のジャケットになっている谷内六郎さんの絵だった。
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谷内六郎さんはご存じ「週刊新潮」の表紙絵を描かれていた方で、横須賀美術館には別館「谷内六郎館」があります。
by saltyspeedy | 2009-07-10 23:55 | ぐるりのこと
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