いきなりこんなに寒くなると、ムーミンのように冬眠したくなる。
べつに韻を踏んで洒落てるわけじゃない。本当にムーミンたちは冬眠するのだ。
仕事も待機中だし、雨に降りこめられたこんな午後は、ムーミンママに「午後のお茶は、あなたがすきなときに飲めるようにしてあるわ」なんて言ってもらいたいものだけど無理な話だから(あたりまえ)、自分で小鍋に牛乳とお湯を半々の割合で沸かして、チャイを煮出した。
チャイだけはうんと甘くして飲みたいから、砂糖も入れる。カップの表面に張った膜の色はできるだけ濃い方いい。こないだこさえた渋皮煮も出してきてお茶の準備が整ったら、久方ぶりに「ムーミンパパ海へ行く」を読み返すのだ。