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ボクが泳ぐとき
夏休み最後の週末、いつもの海岸は、過ぎゆく夏を惜しむ人たちで賑わった。
さすがにこの時期になると、週末といえども朝は静かなものだ。
8月の初めあんなにいたくらげの姿が、不思議とない。水も澄んでいてきれいだ。

さて、毎日海に散歩に来ている犬が、みんな水が好きとは限らない。
むしろ嫌いな犬も多いような気がする。嫌いな犬の中には、「足先が濡れるのもイヤ」と徹底しているものもいる。

水好きの代表選手、ラブラドールやゴールデンは、水かきとカワウソのような尻尾を持っている。彼らはいつも、すきあらば海に入ってやろうと狙っている(ように見える)が、その後のシャンプーと無縁でいられない以上、いつも飼い主のOKが得られるとは限らない。ひとたび海に入れば、投げられたペットボトルやボールを、本当に何度でも追いかけて泳ぎ、回収する。喜々として「仕事」をする。そんな時は、本当に顔が笑っている。ライフジャケットを着て、シーカヤックのお供をしているレトリバーも時々見かける。
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     「ボクだってその気になればレトリーブするです」

スピーディーにとって、海は身体を冷やすために存在する。だから、泳ぐ必要はない。ただ浸かっているだけでいいのだ。もうひとつ、海は犬同士の追いかけっこで疲れたときに逃げ込む場所でもある。ヘタレなスピは、水の苦手な犬が入って来ないのを知っていて、微妙な間合いをはかっているのだ。
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     「こんな顔してちゃんと計算してるです」

こんなスピだって泳ぐことはある。
自分の思うがままにふるまっているかに見えるサルーキだが、こう見えて、群への帰属意識は強い。呼ばれても気が向かないと戻って来ないくせに、置いてかれるのは絶対イヤ。だから、家族のみんなが海に入ってしまうと、必死に追いかけて泳いでくるのだ。そして、みんなに追いつくと、くるりと方向転換し、引き返す。これを何度でも繰り返す。
置いてかれるぐらいならボク泳ぎます これにつきる。
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     「ボクだってその気になれば泳ぐです」 

でも、顔は笑ってないんだな。やっぱり。
↑の写真みたいにバシャバシャ走ってるときの方が喜々としている。
by saltyspeedy | 2008-08-31 23:12 | speedy
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