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大漁です
昨日、昼過ぎに釣りに出掛けたYさんから、写メールが届きました。「大漁です」
大きなタナゴ(海タナゴ)です。
これは、タナゴ好きなおかあさんに食べてもらうしかありません。
ということで、夕方スミ煮にするつもりで仕入れてあった甲イカと共に持参しました。

大漁です_a0102794_104389.jpgタナゴ5匹(下図1〜5)にメバル2匹(6,7)、べら1匹(9)。メジナの小さいの(8)なんか直前まで生きてました。


故杉浦日向子さんの名作「百日紅」の中で、北斎と女弟子がすっぽんを食すときの会話に、「うまい筈よ、肉を喰うのじゃない 生命(いのち)を喰うのだ」
「まるで鬼のよう」
とありますが、まさにその通り。

また、おかあさんの煮かたが絶妙!
私はいつも火を通しすぎてしまうので。
メジナはHがぺろっと平らげました。



大漁です_a0102794_10501325.jpg








おかあさんが手早く魚をさばくと…
赤ちゃんタナゴが出るは出るは…。
ウミタナゴは熱帯魚のグッピーやプラティーなんかと同じ卵胎生。
やっぱりちょっとかわいそうだね。


さて、イカのスミ煮はどうだったのでしょう?
写真撮るの忘れました(スミ煮はYが作ったもので…)←言い訳

甲イカ2はいはスミ袋が破れてしまい、まっ黒!
なので、胃袋(しこいわしが入っていました)のみ除いて全てをぶつ切りにし、
タマネギ、ニンニク、酒、塩、オリーブオイル、ローリエで塩辛状にマリネしたものを
軽く煮て、トマト、バターで仕上げました。

味は良かったのです。味は。
ただ、スミが足りなくてまっ黒にならなかったのと、
そうめんというか糸くず状のアニ○キスとおぼしきニョロニョロが…。
Yさん曰く「イカスミスパだと思って食えば」
…って言われても。

という訳で、写真はナシ。
繰り返しになりますが、味は良かった!

注)アニサキスは生食すると危険な寄生虫ですが、加熱すれば大丈夫。
  おさしみで食べる場合はよくよく調べて取り除きましょう。
  内臓のみならず、皮と身の間にもぐりこんでいることもあるようです。
  イカを糸づくり(イカソーメン)にするのには、食感の他に
  寄生虫を見つけやすくする意味合いもあるのかも。
  でも、寄生虫がいるっていうのは、新鮮で美味しいってことでもあるんですよね。
  余談ですが、こういう時、ネットってホントに便利ですねえ。
  10年前なら、1日2日は、お腹が痛くなるかどうかヒヤヒヤしてましたもん。
by saltyspeedy | 2007-04-24 10:38 | 日々の糧
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